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ドラマがなかったら生まれなかっただろう作品。 ― 2008年11月10日 20時54分

ガリレオシリーズの内海薫はドラマからの逆輸入なんでしたっけ。女性が居た方が映えるとかいう理由で入って、原作にも入れちゃおうという風になったとかどっかで見た気がしますが。

聖女の救済とか読むと、これもまたドラマがなかったら生まれなかっただろう作品だろうなぁ、と。もしかしたら別の形、別の運びで出たかもしれないけれど、現在出ているコレは間違いなくドラマが無いと生まれてない。何せ、薫がipodで福山雅治さんの曲を聴いているんですからね。その曲が何だったのか、語られなかったのは残念ですけど(私は桜坂が思い浮かびましたがー)こんな風に繋がりが出来てる。

知っていると、読む楽しみも増えますね。

ガリレオの苦悩(東野圭吾)。 ― 2008年11月05日 21時06分

新しい話が書いていらっしゃるのは知っていましたが、まさか10月に出るとは思わなかったです。しかもガリレオシリーズ2冊同時っぽい?  値段が値段なので結構迷いましたが、結局買ってしまいました。

第一話は顔見せ&紹介といった話から始まって……最終的には湯川をピックアップしたかのよーな感じでした。第一話ぐらい湯川は出てこないんじゃないかと思いましたけど、そうでもなかったな。そこまで変則的じゃなかったです。

気になるのは、これらの話は「容疑者Xの献身」の後か前かってこと。記述的にはそれらしいことが書いてあるように見えるんだけど、断言はしてないし。でも「もうあいつは協力しない」と書かれていたり、母と娘の二人を指して草薙の言葉を勘ぐってみると容疑者Xが根底にあるような気がするんですよね。思い過ごしかも知れませんけど。

しかしドラマの影響って凄いですね。僕は殆ど見なかったのに、湯川のイメージ姿が福山雅治さんになってます。ドラマが始まる前、漠然としたイメージを持っていた頃は湯川、禿頭だと思っていたんですけどね。今では、そちらの方が嘘っぽくて。

ユージニア(恩田陸)。 ― 2008年09月13日 22時36分

恩田陸さんの本は、ナツイチで「光の帝国」が紹介されてたのを見てから読み始めました。つまりはごく最近です。「光の帝国」、「蒲公英草子」、そして「ユージニア」と読んで行ってます。

なんていうか、本によって随分書き方を変えているひとだなぁ、とここまで読んで思いましたねぇ。特に「ユージニア」は新鮮でした。最初はなんだこれって思っちゃったけど、慣れると引き込まれていくし、魔法に掛かったみたいに楽しかった。この本、登場人物が誰かに話しかけてるみたいに進行するんですよね。一部そうじゃないところもあったりするけれど。本当に引き込まれます。

後でネットの感想とか見ると、色々考えるひとが居て、自分でも見逃している謎があったりして、驚くばかりです。

個人的には東野圭吾さんの「白夜行」と並んで、お気に入り本の一冊に追加です。自分の中でかなり上位。絶対に手元に置いておきたい本となりました。

まあ、全部絶賛って訳じゃないんですけどねー。謎が全部解かれたって訳ではないってのもあるんですけど……一番がっくり来たのは13章目。それまで神秘的であった緋紗子なのに、その章ではイメージ崩されたというか。個人的なんですけど、そのシーンは省いて欲しかった。表面上純粋で、真っ白で、なんの汚れがないようかのようで、その癖どこか一部分に黒い黒い何かを抱え持っている少女のまま書き終わらせて欲しかった。僕としてはそのあたりで一部魔法が解けてしまった感じです。

そう言えば僕は、小野不由美さんの「屍鬼」の沙子や、シンフォニック=レインのファル様みたいなのが好きなんだ。純粋で、真っ白で、魅力的で、その癖、どこかある部分では毒を持つというか黒い部分が(人間的に)あるという登場人物が。どうせなら「ユージニア」の緋紗子も、そんな風でいて欲しかったなぁ。13章があるから、どうしても全部それっぽくない。完璧じゃなくて、一部傷が入った感じ。

架橋、今日。 ― 2008年09月08日 22時56分

いま読んでいる本が、そろそろ架橋。次に読む本は既にストックしてありますし、いつでも持ち歩いているから、いつ読み終わっても良いのですけれど……最後のバッドエンドっぽいと、なかなか手が進まないです。いまから約60年以上前の時代設定だったら、仕方のない面もあるんでしょうけれどね。

そう言えば、そんなに直接的ではなかったにせよ、現在読んでる前作もそういう描写はありましたっけ。決して優しいだけではなく、辛い面と交互に見せるような手法なのかな。そこで何かを訴えているんでしょうか。深読みが苦手な僕は、そういうのを読み取れないんですけど。

話は変わって。

大好きな漫画「スパイラル」が終わってしまったので、似たような新しい漫画を探してます。絵が綺麗で、話が引き込まれるようなものが良いです。そう考えると「スパイラル」はかなり好みだったんですよね。そもそも漫画の場合、絵が好みじゃないと読むことさえないんですよねぇ。

ノルウェイの森。 ― 2008年08月27日 23時13分

村上春樹さんの本です。買ったのが一週間ぐらい前で、空いた時間でちょこちょこ読んでたら5日ぐらいで読み終わりました。上下巻。

結論から言ってしまうと、これは最後だけがまったく繋がらない本です。たぶん最後の描写は何かの暗喩なんでしょうけど、それの意味が僕には分からない。僕は一番最初にエピローグを読んでしまう人間で、そこまでの過程を楽しむ方なのですが……最初、ノルウェイの森のエピローグを読んで「きっとこういうことなんじゃないの?」と思っていた予想は、見事に裏切られました。最初に予想した結果ではないはずなんだけど、じゃあ、最後の意味はなんだと問われたら答えられないのです。ネット上で、他の方の感想とかを見ると、「なるほど」と思えたりもするんですけどねー。全体的にさらりと読めるんだけど、深い意味を探し出すと止まらなくなりそうです。

村上春樹さんの本って、何度も読み返す内になにかを悟るような本なのかなぁ。とは言え、何かある度にセックスに入ろうとしたりするんで、なんというか……恥ずかしい訳ではないんだけど、のめり込めないというか。

最後に。僕は煙草を吹きかけるひとを素敵とは思えないぞ、と。あの煙って、目に入るとすぐに涙が出てくるし、頭が痛くなるから、あんまり好きじゃないんですよねー……この頃の時代には、とても普通なことだったのでしょうかねぇ。

素敵なことば。 ― 2008年06月13日 22時31分

「てるてるあした  きょうはないても  あしたはわらう」

──良い言葉ですね。思わずノートに書き留めちゃいました。この言葉が使われた「てるてるあした(加納朋子さん)」も結構好きです。まだ最終章がちょびっと残っていますけれどね。段々と引き込まれて、今では姉妹編である「ささら  さや」を探している最中です。大きい本屋でも見付からなかったんですよね……いま、一番欲しい本です。

きっと僕も泣きたい時がやってくる。今までもやってきたけれど、これからも辛くて苦しくて泣いてしまう時が来るでしょう。でも、そんな言葉を胸に明日に迎えたら素敵ですよね。

「明日天気になぁれ」って。出来れば、「明日が良い風になりますよう」と。

神様のパズル(機本伸司)。 ― 2008年06月07日 13時18分

前にFlexComixというところで名前を知って、気になっていた作品です。映画化決定ということで、書店でも見付けやすくなっていました。(全然関係ない話ですが、西の魔女が死んだ、も映画化みたいで。)お話は天才少女である穂瑞沙羅華と、半ば落第生である綿貫基一の二人が「宇宙の作り方」を模索する話です。

話は序盤の方はかなり面白く、後半は……んー、微妙でした。僕としてはこういう流れは好きじゃなかっただけなんですけど。ところどころ専門用語みたいなのが(性質上仕方無いとはいえ)出てくるんですが、読み流すしかなかったですね。分からないですし。

鋼殻のレギオスVIII ミキシング・ノート(雨木シュウスケ)。 ― 2008年03月20日 18時57分

もう8巻目。個人的に読み易いので、さくさく進むのも良いところです。以前ドラゴンマガジンで連載した短編収録なのに、繋がり的には上手になっているなぁ、と思いました。時系列として短編は過去の事なんだけど、そこら辺をちゃんと処理しているというか。

ただ、入り方はそうして自然に持っていったんだから、もう少し手を加えて欲しかったなぁというのもあります。短編自体もちょっと統一するというか、文を新しく書き直したり、削除したりとかしても良かったよーな。短編に入る前に『インタールード』という項目があって、そこで現実のレイフォンとリーリンが会話を交わすところがあるんですが……そこも次の短編の登場人物の前振りだけじゃなくて、語り終えた短編の感想なり言葉なりを一言でも入っていたら随分印象が違ったんだろうな、と。個人的に台詞だけっていうのは好きではありませんが。こういう書き方はアリでしょうけど。

話的には現状確認?ってのが一番かな。TVアニメで言えば総集編的な感じ?  話的にはそんなに進んでないので、次の巻に期待してます。

P2最後までの感想(江尻立真)。 ― 2008年03月11日 18時56分

ハンターとかワンピースとか有名どころは4日の発売日通りに店頭に並んでいるのに、そうじゃないのは数日遅れという現状が哀しいです。ついでに言えば、P2は2巻同時発売だったのに、あるところは片方しか並んでいなかったりとか;

6巻の著者近影で構想書いてあるところ見ると……やっぱり打ち切りだよなぁ。来年どころか再来年の話みたいだったんで、「鬼が笑う」って感じになっちゃってるけど、僕も、もっと読み続けていたかったなぁ、と思います。結局、回収しきれないフラグが沢山出てきちゃってたし……6・7巻で、もうちょっと書き下ろしがあってくれたらとも思ったけど難しいのかな。

願わくば、本当に最後のところに行き着くまでの「再開」がありますよう!  ここで終わるには惜しい作品です。

灼熱のエスクード MATERIAL GIRL(貴子潤一郎)。 ― 2008年02月28日 22時53分

集めてたんで、ようやく次の巻が出たって勢いで購入です。でも良く見れば前のタイトルが違う……あまりに間を開けすぎて「煉獄のエスクード」から「灼熱のエスクード」に変わったみたいです。あらすじでも触れられてますけど、二年間は確かに長かったですね。てっきり打ち切り終了だと思っていたんですが。

仕切り直しみたいな構成にはなってましたが、やっぱり深く読むには前3巻を読んでいた方が無難です。前3巻が投げ出してなければ、楽しめると思います(当たり前ですか;)。

ところで私はこの著者さんの作品は『著者買い』する方なのですが(要は好きな方)、初見の方はどうなんでしょうね。ライトノベルって表紙絵で購入意欲が変わったりしますから……ぶっちゃけて今回の表紙絵より、カラー口絵1ページ目を表紙に持ってきた方が売れるんじゃないかと思ったり。明らかに年増のおねーさん持ってくるよりは、少年少女モノらしく、年頃を持ってきた方が読者受けも良いと思うのですが。

中身的には……なんというか軽めの少年少女モノとは言えないような気がしますが。テイスト的にちらっと見たことがある、菊池秀行さんに似ている気がしなくもないよーな、するよーな。僕はそちらの方をまともに読んだ事がないので、気のせいかもしれません。ただ性描写一歩手前(三歩手前?)までは書いてあるんだよね、これ。直接的な表現はないけど(どれもこれもまともな純愛でない雰囲気だけど)。ラノベだからと一応安心して読めるはずなんだけど、富士見ファンタジア文庫で枠壊しちゃった作品もあったはずなので、微妙に怖いですね。

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